IHI株、東証が監理ポスト指定
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11日、東証は株式会社IHI(旧社名:石川島播磨重工業株式会社)株を上場廃止の可能性がある監理ポストに指定するとの発表をした。訂正規模が巨額で、投資家に与える影響が大きいと判断したためだ。
IHIは今年の9月下旬に、サウジアラビアで受注したセメントのプラント工事の欠陥などを理由に、08年3月期の営業損益見通しが400億円の黒字予想から、170億円の営業赤字に転落すると発表。さらに最大280億円の営業損失が追加発生する恐れに加え、07年3月期決算までさかのぼって修正する可能性も明らかにしていた。
それを受けてIHI株の株価は大幅に下落。そしてこの日、IHIは2007年3月期連結決算について、営業損益段階で300億円の損失を追加計上し、有価証券報告書を訂正すると発表。業界最大手の企業が有価証券報告書の数字を大幅に訂正するのは極めて異例の事。IHIはエネルギープラント事業での巨額損失についての社内調査の結果、決算内容をさかのぼって訂正する必要があると判断。07年3月期の営業損益は246億円の黒字から、54億円程度の赤字に転落する見込みという。
東証は今後、投資家の判断に影響を与えるような重大性があったかなどを審査し、IHIは上場廃止の可能性があるが、11月に新設された「特設注意市場銘柄」に指定され、業務改善を求められる可能性もあるとの事。
■IHI
株式会社IHI(かぶしきがいしゃ アイエイチアイ、IHI Corporation)は、重工業を主体とする製造会社である。本社は東京都に所在する。旧社名は石川島播磨重工業株式会社。2007年7月1日より、従来略称として用いてきたIHIを正式社名に変更した。
元来独立系の企業だが、旧石川島重工業の社長だった土光敏夫が、三井系の電機メーカーである東芝の再建に関わって以来、東芝と密接な関係にあるため、三井グループを構成する二木会(社長会)及び三井業際研究所(二木会直轄のシンクタンク)に加盟している。一方、旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりからみずほフィナンシャルグループの大株主であり、メインバンクはみずほコーポレート銀行である。さらに旧播磨造船所と旧三和銀行とのつながりから三菱東京UFJ銀行とも接点を持つ。
コーポレートスローガンは「Explore the Engineering Edge」。
【市場情報 】
東証1部 7013
大証1部 7013
名証1部 7013
福証 7013
札証 7013
略称 IHI、石播
本社所在地 135-8710
東京都江東区豊洲三丁目1番1号 豊洲IHIビル
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■監理ポストとは
監理ポストとは、上場廃止になる可能性の出てきた株銘柄を、監視しながら暫定的に株を売買する取引所のポスト。
上場廃止の基準に抵触する可能性が出てきた企業に、その説明や改善を求める間に、この監理ポストに移して株の売買を継続する。企業側の説明で上昇廃止の基準に抵触しないことがわかったり、企業側の努力で状況が改善されたことが確認されれば、通常のポストに戻される。また、上場廃止が決定すると、整理ポストに移されて、上場廃止までの期間株売買される。
■コメント
これだけ大きな会社の株が監理ポストに指定されるなんて、もしかしたらあのライブドアショック以上のインパクトを市場に与えるのではないかと不安になります。IHI株ホルダーの方だけの問題では済まないかもしれませんね。トレーダー方々は戦々恐々といった所でしょうか。

